新型インフルエンザと糖尿病

 今回の新型インフルエンザの患者の多くは軽症のまま回復しているが、我々透析患者や糖尿病のような慢性疾患を抱える者や妊娠中の女性に対しては、重症化のハイリスクの対象者となっている。
 透析患者は、腎臓の機能の低下により、免疫力が落ちている。
 妊婦の場合は、胎児は「異物」であるために、胎児を攻撃しないように免疫力が低下している。また、胎児を育てるために妊婦の心臓や肺が負担を受けているために、体力的にウイルスの攻撃に弱くなっている。
 では、糖尿病は何故重症化しやすいのか。本日5月25日付の朝日新聞に「新型インフル 重症化防ぐには」という記事に、参考になる内容が載っていた。
 「糖尿病の場合、血糖値が高いと白血球の機能が落ち、免疫力が落ちる。また、ウイルスに感染すると血糖値が上昇する。季節性インフルの場合でも、糖尿病があると死亡リスクが5割ほど高くなるという報告もある」

 いわゆる、インフルエンザの重症化のスパイラルということか。血糖値の上昇が重症化の原因となるのだから、血糖値が正常値に範囲になるように自己管理ができていれば、重症化のリスクが減るということだ。医師との連携の下、血糖値のコントロールに十分注意することが必要だということだろう。

 なお、国立国際医療センターのHPでは、糖尿病患者のためのインフルエンザ対策に対する情報を提供している。 http://www.imcj.go.jp/
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by azumatyou | 2009-05-25 10:50 | 透析  

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